秋も深まってきました
草原はセイタカアワダチソウの黄色い花で席巻されてしまいました
猫じゃらしも充実して種をいっぱい付けています 来年は猫じゃらしも豊作でしょう
10月20日(金)
市の公民館講座 「史跡と文化財巡り」 最終回に参加してきました
最終回は瓜連地区
訪問先は 瓜連城跡、常福寺、西福寺、白蓮塚碑、弘願寺
静のムクノキ(巨木)、静神社、斎藤監物墓、古徳城跡
と盛沢山でした
行った先を一か所ずつ記録しておきたいとも思いましたが
マサカの出来事もありましたので
コンナこともあるものだと、其方を記しておきたいと思います
最初の訪問先、瓜連城跡です
8年も来ないうちに濠を浚って立派な姿を見せてくれました
人の大きさと比べてください
以前は大藪で突入は躊躇われましたが、今はスッカリ綺麗に整備されて美しく立派な姿を見せてくれました。 縄張り図 瓜連城概念図のAの場所
「余湖くんのホームページ」よりお借りしました 👉 http://yogokun.my.coocan.jp/chosakuken.htm
上記の大濠の姿にはビックリしましたが
瓜連城概念図のB、Cにも立派な大堀があるのでご覧ください
そしてCの北東の角の土塁はひときわ高くなっていて
土塁の上に 源太郎稲荷大明神が祀られていました
源太郎稲荷4匹の狐について 参考 ↓
👉 民話 四匹の狐|静神社・源太郎稲荷・甚二郎稲荷・四郎介稲荷(那珂市) | 茨城の寺社巡りなら「茨城見聞録」
大きなお堀をグルッと巡り
北東の角の土塁の上にある源太郎稲荷から常福寺の宝物館へ向かいました
常福寺 は南北朝時代の延元年中(1336~1339)に了実上人によって開山。
その後第二世了誉上人の嘉慶2年(1388)の僧坊が焼失したため
瓜連城址に移転し、応永12年(1405)に再建され此処にあります
宝物館(本堂の左手)では驚くことがありました
後で考えて撮影禁止だったのかどうか不明なんですが、入り口で見逃した感もある?????
こちらの仏像です
聖観音菩薩立像 1297年 定快作
👉 http://joufukuji.a.la9.jp/20190516.pdf
講師の先生が、聖観音菩薩像が発見された経緯を話されたときに
「銀山時」で思い出した事がありました。銀山寺なんて珍しい寺名ですから
え~~~~~っ (@ ̄□ ̄@;)!!
ま・まさか
厨子に入っていたので比較的綺麗だったそうですが
今をさかのぼること8年前
友人とN市門部付近をホッツキ回っていて
町史には記載されていなかった門部城跡?をしらべていました
(川崎氏作成の縄張り図には記載があったので・・・・)
その時に、銀山寺跡(明治期に廃寺)で銀山寺の遺物なのか厨子や仏像らしきものを乱雑に放り込んだ瓦屋根の小屋があるのを見つけました
すでに銀山寺そのものは影も形もありません
小屋は人の手が全く入っていないようで荒れ放題でした
事情があってこの様な姿になってしまったようです
※ 8年前にデジカメした画像です
この(どの厨子かは分かりませんが)中から
聖菩薩観音像が発見されたとの事です
像内の墨書から仏師定快作、材料は当時(1297年製作)の浅草寺の本堂の柱を転用したそうです。詳しくは上記PDFで
しかしね、
地主さんの意向によっては、重機で潰されて一巻の終わりだったでしょう
大事な文化財が発見され、常福寺の宝物館に展示・保管されることになったことは素晴らしい事だと思います
女将は、子供の頃から仏像や墓石がたとえ倒れて居ようとも手を出してはならぬと教えられてきました。魂の入っているものに触れると障りがあると言われて
なので当時はデジカメしただけでした
今は仏像や墓石が倒れて居たら起こすように心がけています。障りは無いと思います
瓜連の常福寺では女将的には収穫が大きかったです
・大きな堀が整備されて瓜連城の更なる規模の大きさを見ることができました
・新発見の貴重な聖観音菩薩立像(常福寺末寺銀山時所蔵)が8年前にあのような形で
打ち捨てられていたことを思い出すと実に衝撃的でした。
失われずに済んで本当に良かったです
貴重な文化財です。常福寺に安置されて聖観音菩薩様もホッとされた事でしょう。
遺構を求めてホッツキ歩いていると、長い年月にはこんな事もあるもんなんですね。
午後から静神社、古徳城跡などを見学して公民館講座全て終了
講師の先生に現場で直接お話しが聞けて収穫の多い講座でした
有難うございました
この様な講座をきっかけに、またとぽとぽホッツキ歩いて女将的な何かの発見に繋げたいです
古徳城跡前の古徳沼、今年は既に白鳥が飛来しています
そこの東屋に
恰幅の良い猫達が秋の陽を浴びて気持ち良さそうに寝そべっていました
むくむくしくて暖かそうですね(この日は暑かった)
沼の近くの家の飼い猫です
帰宅すると寝惚け眼の海が段ボールの中に居ました
1日寝ていたのかな
最後までお読みいただきましてありがとうございました
ではまた@
fin