猫屋の女将

猫好きの日々の出来事をUP!

(=^・^=) お墓・常陸太田市集中曝涼

 

日暮が早くなってきて

猫の散歩も早く始めないとくまねこが見えなくなってしまいます

くまねこには見えているようなので、追いかけるのが大変です

足元注意

 

 



10月14日(土)

常陸太田市の集中曝涼 に行ってきました

 

曝涼とはカビや虫の発生を防ぐために行う虫干しのことをいいます。

普段は見ることができない貴重な文化財を、虫干しを兼ねて特別に公開する「集中曝涼」を今年も開催します(市のホームページより)

集中曝涼 

  👉   集中曝涼 | 常陸太田市公式ホームページ

 

女将は集中曝涼はコロナ以前にも行ったことがあるので

見損なっていた箇所と、古墳に行ってきました

古墳は、普段でも見れますが、こういう時でもないと案内・説明してくれるガイドさんがいません。その上訪れる人もなくなかなかスリルがあるのです

何しろお墓を踏んでその上を歩き回るのですから 

 

幸いなことに、見損なっていた箇所 も 古墳も 常陸太田市の手前の方で家から近かったのです。くまねこの朝の散歩終了後に出かけても夕方の散歩に間に合うように帰って来られそうです

 

 

 

先ず見損なっていた 香仙寺 へ 

 お寺を見学したかったのではなく、

 黄色い矢印の所にある石窟(横穴墓)の直牒洞(赤矢印)の石仏が見たかったのです                          

 

 

写真では寺の右奥の山腹に奥行き11mの岩窟があり、その中央の奥室後壁に石仏・阿弥陀三尊像が彫られています(県指定文化財)。これも摩崖仏です

阿弥陀如来坐像を中央に右側に観音菩薩立像、左側に勢至菩薩立像が刻まれており、平安時代後期に造られたものと推定されるそうです。

まぁ、 直牒洞 もお墓ではあります

身近な所で摩崖仏が、それもお墓の中の摩崖仏が見れるとは思いませんでした

 

 

 

次に近い所から

中野富士山古墳 に向いました(香仙寺から約3Km)

カーナビで番地だけでは場所が良く分からなく、人に聞いたりして辿り着きました

地元のボランティアさん達が作った階段を上がって後円部の天辺です

 

平成24年に発見されたばかりの古墳で

墳丘長約70m 築造時期は古墳時代前期、前方部の小さい前方後円墳でした

地元の方々の手が入っていることもありスッキリとして

手前が後円部、奥に見えるのが前方部です

前方部からの眺め

綺麗に整備されているせいもあり、古墳全体がとても美しかったです(感動)

当時の交通や物流の大動脈である久慈川とその支流からの自然を強く意識して、丘陵頂部(標高49m)の西縁に築造されています。

こんな大きな古墳が、最近まで埋もれていたなんて信じられません

 

 

 

次に 星神社古墳  へ向かいました

中野富士山古墳から約0.65Km

 

なんと案内のテントで、杖のご利用もどうぞと言われました

準備が良いですね

星神社古墳、築造時期は古墳時代前期、墳丘長100m の前方後円墳

県指定文化財

後円部の墳頂には星宮神社が祀られていました

神社の左後方から前方部を覗くと

アラ それでなくとも小さい前方部が落ち込んでいて先が抉られていて小さい

水戸藩から拝領した鴨志田家の墓所が何か所かあり、全方部は削られているとか

古墳の下から撮ってみました

古墳の上に神社、古墳の上にお墓、古墳を見歩いていると結構見られます

遠く離れた所から古墳全体を見てみたいと思いました

 

 

 

その次

梵天山古墳群 に向いました

星神社古墳から約3.3Kmです

左手のこんもりとした森(小山)が主墳梵天山古墳です。

2号古墳阿弥陀塚古墳側から撮影しました、もっといい場所があったような

梵天山古墳群は、久慈川山田川に挟まれた標高20~25mの台地上にあり、前方後円墳2基、円墳8基と「島の百穴」と呼ばれる横穴墓群からなります。

主墳 梵天山古墳 の築造時期は古墳時代前期、墳丘長151m の前方後円墳

被葬者は(伝)久自国造・船瀬宿祢(くじのくにのみやつこふなせすくね)、県指定文化財

 

 

兎に角大きいのです

遥か先の方に前方部がありました

兎に角 大きいのです 前方部→くびれ→後円部を望む

このなだら流れるようなラインが堪りませんね

前方部の北側に円塚がありました。子持ち勾玉な感じがしました(女将の感想)

後円部では熱心に説明を聞く人たちが集っていました

後円部からの眺めです。後円部と前方部の高低差4.7m 後円部直径100m

前方部先端幅60m 撥形の前方部は箸墓古墳と類似しているそうです

茨城県内第2位の大型前方後円墳です

1Kmの範囲内に100m級の古墳が3基(星神社古墳、3号墳・高山塚古墳・円墳)も存在する稀有な地域であります。これらの古墳は久慈川下流流域を支配した豪族たちの墓と考えられているそうです

梵天山古墳群の3号墳直径100mの円墳機会を作って見たい・・・って車で20分位なんですけど中々行けないのです。残念ながら時間的に厳しく見ないで来てしまいました。

 

 

香仙寺の直牒洞、中野富士山古墳、星神社古墳、梵天山古墳、どこも茨城大学人文社会科学部の学生さん達が案内・説明をして下さったので、とても分かり易かったです。有難うございました。

また常陸太田市の公式ページで集中曝涼が動画も交えて分かり易くUPしてあり、予習してから見学に行けました。主催の市教育委員会の頑張りが見えました(偉そうでスミマセン)

 

集中曝涼、お墓 ばかり選んで行ってきました

 

 

 

珍しく海が中に入っていました

もうこんな季節なんですね

 

 

長いブログ最後までお読みいただきましてありがとうございました

ではまた@

 

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